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Re: 無知の責任

 投稿者:じゅんこ  投稿日:2002年 8月18日(日)20時44分28秒 ACC0EAC9.ipt.aol.com
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  『動物実験の許可制』は動物実験の可否を行政に委ねることであり、裁量権をもった行政は「動物虐待の有無」判断基準にするわけではありません。従って、『動物実験の許可制』は、動物にとっては自らへの拷問、虐待、虐殺、激痛などを合法化する「動物虐待の許可制」になりかねません。
**************************************************************
動物実験に対して世界で一番厳しい規制制度があると言われているイギリスですが、最近ケンブリッジ大学のサル(マーモセット)を使った実験が問題になりました。生体実験反対団体(BUAV)が10ヶ月にわたって潜伏調査してわかったことだそうですが、ケンブリッジ大学が「極度」の苦痛を伴う実験を行っているのにもかかわらず、内務省が「中級」の苦痛を伴う実験のライセンスを発行し、組織的に生体実験の苦痛の度合いを隠していた疑いがあることが明らかになりました。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/sci/tech/2006643.stm
Cambridge monkey experiments inquiry (BBC News)英語
http://news.bbc.co.uk/media/video/38003000/rm/_38003390_monkey12_thew_vi.ram
This is the first in-depth investigation into primate research in the UK(BBC News)英語 ビデオ

英国上院の動物の科学的処置についての特別委員会は、政府、研究所、産業など動物実験ライセンス保持者に対してどんな動物実験が何のために行われているのかをもっとオープンにし、十分な情報を得た上で議論されることが必要だと言っています。

委員会は動物実験は必要、と支持しながらも動物実験を削減するために政府はもっと努力すべきだ、と言っています。

実験中の動物に対しての苦痛レベルの評価をするべきである。実験の苦痛のレベルと実験の目的を知ることにより、公衆が事情をよく理解した上で動物実験の正当性を判断できるようになる。その上、そいうった情報を得ることによってどの動物実験に置換、削減、洗練(3R)が最も必要か、ということがわかってくるだろう、という発言にはBUAVも満足しています。
http://www.newscientist.com/news/news.jsp?id=ns99992590
Lab animals should get "pain scores" (NewScientist)英語

もともと、アメリカの動物福祉法は、実験に最も多く使われるマウス、ラット、鳥がこの法律によって守られる「動物」の中に含まれてないため、これらの動物を守るのには役にたっていません。米国農務省(USDA)の監査システムは「十分でない」と常に批判されてます。同省の食肉検査プログラムも、国民を細菌事故から守る機能を果たしていない、と批判されています。大量の挽肉が回収されるなど最近特に問題になっています。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/headline/agri0207.htm#foodsafe02
米国:農務省の食肉・鶏肉検査に欠陥、連邦検査院(農業情報研究所)日本語

というわけで、以前にも書いたように外部監査制度が大事だと思います。欧米の動物に関する法律は、まだまだ不十分ながらも、何もないよりは、あった方が良い、と私は思います。実際にいくらかの実験施設や動物販売業者が免許取り上げなどの罰則とともに多額の罰金を課せられたりしているからです。隠し取りされたビデオが公開されると、本当かどうかどうかを確かめるために捜査も行われるし。それで初めて違反が明らかになり、罰則を受けることになるケースもよくあります。


 

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